2008年 福井県(5月)

民に巨悪の限りをつくした怪力の悪僧、東尋坊は美しい姫君に心を奪われた。しかし、恋敵である真柄覚念という僧と激しくいがみ合い、岩場の上で酒宴を催した真柄覚念に、すきを見て断崖絶壁から突き落とされた。その後、毎年命日にあたる四月五日は東尋坊の怨霊が大波と化し岩壁を激しく打ち殴り続けたと言われる…
この岩壁が「東尋坊」と呼ばれる由縁の裏にあった儚く切ない悲恋物語。

撮影:setoguchi
〈撮影地:東尋坊〉

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